なくし物を改善する魔法の7ステップ

「私は物をよくなくします。今日もマンションの部屋の鍵をなくしてしまいました。いったいどうすればものをなくしませんか?」

こんにちは、岡崎です。
まず、なぜ、なくすかを考えてみましょう。
ものをなくす前に
それをどこかに置くという動作があるわけですよね。
そして、なくすのですから
どこに置いたか、覚えていないわけです。
覚えていないということは
「無意識に」置くということをしているわけです。
例えば、外から家に帰ってきて、
あー、疲れた。今日も仕事がおわった。
テレビみながらご飯でも食べるか。と思って
家の台所にいき、冷蔵庫を開けようとしたときに
鍵をふっと「無意識に」冷蔵庫の上に置く。
そしてご機嫌で料理を作り、
テレビをみながらご飯を食べる。
おなかも一杯になり、
気持ちよくなったところで
お風呂に入り、熟睡。
朝になり、さぁ、仕事だというときに
家を出て、鍵をしめようとしたら鍵がない!
ない!ない!どこだ!!いつも、玄関の上においてあるのに!
このとき、鍵があるのはどこですか?
そう冷蔵庫の上です。
いつも置いてあるところに、置けない。
そのときに、気になっているもののことしか頭にない。
だから、いつも置くと決めた場所に置けない。
なんで、いつも置いているのに、今日に限って冷蔵庫の上なのかと
自分を責めても、自己嫌悪に陥っても、
「そのとき興味のあることしか頭にない」からしょうがないんです。
なぜ、そうなるか。
その興味のあること以外のことをしようとしたら
今まで興味があってしようとしていた、そのことが
なんであるかを忘れるからです。
一刻もはやくやらなきゃという危機感に近いものが
無意識にあるわけです。
まず、それを自覚して、認識すること。
ここがスタートなんですね。
そうしないと、いつも神隠しにあっているような、
不思議な世界の住人になってしまいます。
さて、では、そのことを認識できたら
次はどうするか。
忘れ物とは、物をどこに置いたか覚えていることではなく
物を置く瞬間の問題だということがみえてくると思います。
置く瞬間、どうすればいいのか。
ということを考えればいい。
ここで、多くの人は言うわけです。
置く場所を決めておけばいい。
しかし、置く場所を決めても、決めた場所がどこだったか
忘れてしまうのが、ADHDです。
そこで、ADHDのわくわくアイデアです。

■なくし物を改善する魔法の7ステップ

①まず、よくなくすものをリストアップします。
 リストアップする用の玄関にはってください。
 (※ホワイトボードでもいいです)

②ものをなくすたびに、なにをなくしたかを、その紙に書き込みます。
 書いたら忘れてもいいです。

③そして、部屋の地図を書いて、
 そこにたまったものをどこにおくか、
 「だいたい」でいいので決めて、部屋の地図に書き込みます。
 それも玄関にはっておきます。

④外から帰ったら、
 まず、やろうとしていたことを
 玄関にある紙、またはホワイトボードに書き込みます。

⑤そして、地図をみながら、書かれたものを
 部屋のそれぞれの場所においていきます。

⑥そのあと、ホワイトボードをみて、なにをしようとしていたかを
 思い出して、実行します。

⑦この流れそのものをはじめのうちは覚えていられないので、
 ■なくし物を改善する魔法の7ステップ を紙に書き写したり
 プリントアウトして、これも玄関にはっておきます。

 すると何度か忘れても、何度も目にするので
 思い出せます。